コラム「エンジョイ反抗期」のお話 その1

子どもが成長過程において、一番影響を受けるのが、親の存在です。親の愛情と、育児方法や教育理念を全身に浴びながら、子どもは成長していきます。

 

子どもは子どもで、徐々に触れる世界が広がっていきます。

 

保育園や幼稚園、小学校、中学校と進んでいくと、先生や友達の影響も当たり前のように受け始めます。

 

そして、徐々に親への反発も始まります。それもまた、ごく自然のこと。

 

人間の子どもは、他の動物と比べ、かなり不完全な、未熟な状態で生まれてきます。

 

私は高校1年生の時に、ニュージーランドで羊の出産を見ました。お母さん羊は周囲を気にしながらも、立ったままストンと生み落とし、生まれた子羊はものの20分ぐらいで立っておっぱいを探していました。

 

人間のあかちゃんは違います。生まれても、まわりに助けてくれる人がいなければ、間違いなくすぐに死んでしまうことでしょう。

 

未熟な状態で生まれてくるからこそ、様々な環境に適応できるのだと思います。暑い国、寒い国、水や食事、言葉や風習。地球上には様々な異なった環境があります。「子どもの順応性は高い」と言われているのは、不完全な状態で生まれてくるからなのでしょう。

 

そて、それでは子育ての目的とは、いったいなんなのでしょうか?親が子供に伝えるべきことって、なんでしょう?

 

子どもに水や食事、適切な衣服などを与えておけば、生物学上の「大人」へと成長はします。

 

しかし、子育てとは、それが目的ではありません。

 

子育ての目的は、子どもを自立できるように導くことだと、私は思っています。

10数年から約20年かけて、子供を自立へと導いていく。これだけの年月をかけて子育てをする動物は、人間ぐらいでしょう。

 

何事もなければ、子どもよりも親が先に死にます。いつまでも親が子どもの面倒をみることはできません。長期化した引きこもりに関する8050問題が社会問題として深刻化しているのもうなずけます。

 

では、子どもをどのように育てれば、自立した大人へと成長できるのでしょうか?

 

多くの人が、「勉強」を真っ先に思い浮かべると思います。勉強さえしておけば、将来は大丈夫だ、と。確かに、知識や教養を身に着けることは、人生を豊かにする一つの要因であることは間違いありません。

 

しかし、はたして勉強がすべてでしょうか?

 

内閣府の調査によれば、大学・大学院卒で引き込みりになった人たちは、14万人を超えています。

 

とりあえず勉強しておけば。

とりあえず大学へ行けば。

 

その考えが必ずしも子どもの自立に繋がっていないことが、数字で示されています。

 

では、なにが必要なのか?

 

親が育んであげるべきことは、子どもの人間性だと、私は思います。

豊かな人間性を持ち育った子は、周囲を明るく照らします。そのような子には人も集まり、自然と社会の中で自立し、責任ある大人へと成長していきます。

 

では、豊かな人間性を持った子どもに成長してほしいと願う親は、どんなことに気を付けて子育てをすべきなのでしょうか?

 

「エンジョイ反抗期」その2 につづく

株式会社 AJ 代表取締役 岩崎宗仁

 

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