さて、前回は「ストローク」のお話をしました。
「多くのポジティブなストロークを、周囲に与えよう」というお話でした。
今回は、「ネガティブなストロークも、たまには必要ですよ」というお話です。
みなさんの周りに、「八方美人」はいますか?
誰にでも人当たりよく、どんな意見にも同意し、すべてにおいて肯定的な反応をし、誰とも敵対することなく立ち振る舞う人です。
「誰かれ構わず、無条件ポジティブストローク大放出!」って感じですね。
一緒にいて、心地良いと感じることは多いでしょう。
しかし、どうでしょう?そういう人に、大切な相談事って、できますか?
「うちの旦那は、なにを作ってもウマいしか言わない」なんて愚痴を、私も聞いた事があります。
人間関係を良好に保つには、時には耳の痛い話も、相手にしてあげなくてはなりません。
相手にとって、その時は「ネガティブなストローク」かもしれませんね。
しかしそれは、相手のことを想ってこそ。いずれ「ポジティブなストローク」に変わります。
ここで言う「ネガティブ」とは、もちろん悪口ではなく苦言です。
では、ポジティブ発言とネガティブ発言、それぞれどれぐらいの比率で言えば良いのでしょうか?
それを「ロサダ比」と言います。
友達関係を良好に保つには、ポジティブ3に対し、ネガティブ1
恋人関係を良好に保つには、ポジティブ5に対し、ネガティブ1
良いことばかり言っても、信用されない、ということですね。
その限界が、ポジティブ13に対し、ネガティブ1だそうです。
ロサダ比の数字的根拠がイマイチよく分からないので、私はそこまで数字にはこだわっていません。
ただ、耳の痛いことも、友達なら、家族なら、大切な人だからこそ、言わないといけないと思っています。
苦言を言ってくれる友達こそ、本当の友達ですよ。
耳の痛いことを言われ、「カチン!」と来ることもあるでしょう。
時にはケンカに発展しちゃうかもしれません。
でも、ケンカして仲直りする行程も、人が最も成長出来るポイントの一つだと、私は思います。
株式会社 AJ 代表取締役 岩崎宗仁
AJ国際留学支援センター
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