コラム「苦言の呈し方」のお話

前回は「必要な苦言」のお話をしました。

良好な人間関係を保つには、いいことばかり言うのではなく、たまには耳の痛い話もしてあげましょう、という内容でした。

 

でも、上手に苦言を言うのって、なかなか難しいですね。

どんな言い方をすれば、ちゃんと聞いてもらえ、きちんと伝わるのでしょうか?

頭ごなしに否定するのも良くないですし、上から目線も良くありません。

 

 

まずは、どんなことであれ、共感してあげることが大切です。

 

「あなたの気持ちも分かります。」

「確かにそういう意見もあると思います。」

 

と、肯定から入りましょう。

 

これはAJではディベートの授業で取り入れています。

「反論する前に、まずは肯定を入れましょう。」と。

 

共感することにより、相手もこちらの意見に耳を傾けてくれます。

そして、「でもね、こういう見方もできるよね。」と、別の角度からお話ししていきます。

 

 

ある日、Lineの既読スルーをされた女の子が、「あの子返信くれない!もう絶対誘わない!」とむくれていました。休みの日にディズニーランドに行こうと、誘いのLineを送ったそうです。

 

その返事がなかなか来ないことに、イライラしていました。

 

すると、横にいた女の子が、「〇〇ちゃん、いつもすぐに返信くれよね。確かに既読スルーされると嫌な気持ちになるけど、なにか返信できない事情があるんじゃない?」とフォローを入れていました。

 

単純に「なにか事情があるんでしょう。」と言うのではなく、「確かに嫌な気持ちになるよね」と共感したことにより、さっきまでむくれていた子も落ち着き、冷静に話を聞けるようになりました。

 

むくれていた子は、既読スルーをしていた子に「大丈夫?なにかあった?」と、気遣うメッセージを送っていました。

 

「親の許可がなかなか出なかった」という理由で返信が遅れていたそうですが、無事にディズニーランドへ行けたそうです。

 

 

相手が言ったことに対して、反対の意見がある場合や、相手がやった行為に対して批判的な意見を言う場合にも、まずは相手のことを肯定してあげること。

 

これ、とっても大切です。

 

明らかに相手が悪かったとしても、「イライラしていたんだね」とか、「いつもはそんなこと言わないよね。なにか嫌なことでもあったの?」と、思いやりの言葉を織り交ぜてあげましょう。

 

「あの子が悪い。」「私は間違ったことなんて言ってない。」と思う前に、苦言を言う時には「こういう言い方をしたら、相手はどう思うか?」を考える気遣いが、必要です。

 

私は自分の子どもを注意するときも、出来るだけ肯定から・・・と心がけています。

深呼吸、二回ぐらい必要ですが(苦笑)。

 

 

株式会社 AJ 代表取締役 岩崎宗仁

 

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