米国の歴史(6)

米国の歴史(6) 松尾先生

動画を見る前に、下段の説明をお読み下さい!!
授業が分かりやすくなると思います。動画の解説は『コチラ』

岩崎

動画の解説】
 
こちらをお読みのうえ、動画をご覧ください。
授業がより分かりやすくなると思います。
 
 

アメリカが第一次世界大戦に参戦したのは、1917年4月です。
 
参戦に至るきっかけとなったのは、ドイツの潜水艦「Uボート」が、イギリス客船を撃沈、乗っていた多くのアメリカ人客が犠牲になりました。
この事件がアメリカを怒らせ、アメリカは第一次世界大戦参戦へ、大きく舵をとることになります。
 
動画では「アメリカの船を撃沈し」と説明していますが、正しくは「イギリス客船を撃沈し」です。ここに訂正しておきます。
 
この撃沈された船は「ルシタニア号(RMS Lusitania)」といいます。イギリス・リヴァプールから、アメリカ・ニューヨークまでを結んでいました。
128名のアメリカ人が犠牲となり、「モンロー主義(孤立主義)」を一転、第一次世界大戦へ参戦するきっかけとなったわけです。
 
第一次世界大戦のきっかけとなった、ヨーロッパの「サラエボ事件」は世界史の教科書などでおさらいしておいてください。
 
  
ブロック経済(bloc economy)
英語表記に注意してください。blockではありません。blocです。
 
「封鎖する」とか「塞ぐ」の「block」と間違えいやすいですね。
 
blocは「圏」「連合」を意味します。暗記ね。
 
自国や植民地、自治領で経済を回すことをいいます。
保護経済と言えば聞こえはいいですが、簡単にいうと「排他的な経済」です。
 
自分たちの「圏外」からの商品には、高い関税をかけて商売の邪魔をするわけです。
 
例えば、ブロック経済圏ではない日本が、100万円の車をブロック経済圏に輸出したと仮定します。
 
すると、「日本は仲間じゃないから、税金を50%かける!」と言われてしまう。。
 
100万円で売ろうと思ったら、50万円も税金をかけられるわけなので、実際の販売価格は150万円になってしまいます。
そんな高い車、現地の人は買わないですよね。
ブロック経済圏から120万円の車が入ってくれば、消費者はそっちを買うでしょう。
 
実際、アメリカは自国の車産業を守るために、日本からの車に100%もの関税をかけることがありました。
これはアメリカの「スーパー301条 Section 301 of the Trade Act of 1974」という法律に基づいてかけられる関税で、「アメリカに不公平は経済摩擦が生じた場合、相手国に対しての制裁について決めた条項です。
 
日本車いっぱい売れて、アメリカの自動車産業がまずい状況になったので、「このぉ!」ってな感じで発令されました。
結果、日本は「ごめんごめん」とアメリカへの輸出を規制し、アメリカ産の車や部品の輸入拡大などを余儀なくされました・・・というお話です。
 
 
WTOの目的は「世界の自由貿易」であり、関税の撤廃です。世界が自由に貿易できるようにしようぜ!と。
 
その目的に、このスーパー301条は思いっきり違反しているのですが、「でもそんなの関係ねぇ!」なんですね。
「アメリカ伝家の宝刀!スーパー301条!」は暗記ですよ!
 
日本も日本の農家を守るために、独自の法律を持っています。話すと長くなるのですが・・・「セーフガード」と言います。興味ある方は調べてみてください。
  

  
さて、講義の中には再三「はけん」という言葉が出てきます。

「はけん」は「覇権」です。「派遣」ではありません。

制覇する権力です。「はけんの取り合い」は「派遣の取り合い」じゃないですからね。間違わないようにね。
 
 
第二次世界大戦は原爆二つで終わりましたね。

その後、アメリカとソ連は「冷たい戦争」に入っていきます。
これを資本主義と社会主義の「二極覇権」と言います。
 
ベトナム戦争の話も出てきましたが、あれも北がソ連で南がアメリカの「代理戦争」です。
舞台になったベトナムはたまったもんじゃないですね。
かってに分断された東西ドイツだって北朝鮮と韓国だって、同じ思いでしょう。

※1945年12月、米英ソの外相会議で、朝鮮半島に統一国家をつくるというモスクワ協定が結ばれ、まぁまとまらずに線が引かれたわけです。
 
 
日本も戦後の「東京裁判」を受け入れずにGHQにも反抗してたら、一歩間違えたら「西日本・東日本」で分断されていたかもしれないんですよ。
こわいですねー
 
東京裁判については総合講座「日本国憲法」の授業でも触れていきます。
また、講義中に出てきた「国際連合(国連)」の国連憲章にも、触れていきますね。国連憲章は日本国憲法と比較し、ぜひ語れるようになっていただきたい。
 

話しを戻します。


冷戦中の最もやばい出来事「キューバ危機(Cuban Missile Crisis)」は暗記ね。

キューバ危機・・・ソ連がキューバに核ミサイル基地を建設していることが分かって、アメリカ激怒!
カリブ海を挟んで、キューバにあるミサイルがアメリカを向いているんだから、もう緊張感のピーク!
1962年10月11月の出来事です。 
 
結局ソ連が核ミサイルをキューバから撤去して、アメリカも海上封鎖を解いたことにより、一件落着。
この緊迫の13日間を描いた映画「13デイズ」はぜひ見て欲しいです。

 
当時のキューバの首相はカストロです。チェ・ゲバラと共に、キューバ革命で大活躍しました。
2016年に死去。大きなニュースになったんですよ。
 
また、アメリカとキューバはずーっと仲悪いですが、オバマ大統領が2015年にキューバを訪れたんですよ!これが「雪解けか!?」って騒がれました。

 
興味ある方、深く掘ってみてください。チェ・ゲバラなんて、超カッコイー。頭もいいし、やさしいし、勇気もあって・・まさにヒーロー。
ぼくも中南米をヒッチハイクでまわったけど、チェ・ゲバラは英雄!
みなさんもせっかくアメリカに行くんですから、中南米にもぜひ足を運んでみてください。サッカーですぐ友達できる♪僕がそうでした。僕は下手で現地の小学生に笑われましたがw
 
 
さて、社会主義の話をもう少し。
社会主義と共産主義の違いって、分かりますか?

定義上、「共産主義国」ってないんです。
名乗っている国はありますが、実際は「共産主義」って「国も政府も必要ない、すべてが平等の世界」ですので、その定義をもってすれば、共産主義「国」はあり得ないんですね。
社会主義国は、「理想的な社会・共産主義を目指す」という「過程」にある感じです。ここ大事。
 
 
松尾先生が講義動画で言われている通り、社会主義国では労働意欲の低下や、イノベーションが起こりにくいなどのディメリットがあります。
本当の「平等」ってなんでしょうね?
がんばった人がそれ相応の評価を受ける社会が、ぼくは理想だと思うのですが。
 
悪いことをして逮捕されたのが「黒人」だった。
で、「許されない!差別だ!」は、さ。釈然としない。。
 
みなさんもさ、例えばサッカーヘタッピ君が、自分の代わりに試合に出るって言われたら、どうです?

 

監督に、「あいつも部員だし、試合に出さないのは不平等だ。差別はよくないよ。だからお前の代わりにヘタッピ君を試合にだす!」って言われたら・・・
納得しないですよね。
 
 
本当の平等って、なんなのさ。
  
疑問に思う社会主義の国民。
そりゃそうだよね。。

 

で、民主化が一気に進んだのが1980年代後半から1990年代
 
1980年後半からソ連で進められた民主化運動「ペレストロイカPerestroika」
 
1989年中国天安門事件Tiananmen Square protests
※中国人留学生に「天安門事件」を聞いても「知らない」っていいますw
「そんな事件はない。勝手に作るな」って怒られることも。中国の情報統制、すごいね。

1989年11月9日 ベルリンの壁崩壊
※講義動画では「ドイツの政府が壊した」と言っていますが、正しくは「民衆」です。政府は壁を壊すなんて一言も言っていないです。このあたりのストーリーも面白いので、みなさんも掘り下げてみてください。

このころ、ミャンマーのアウンサンスーチーさんも、民主化を訴えて軟禁されていました。
 
民主化の波!


ちなみに僕(岩崎)は、この世界が民主化のうねりを受けて大変貌していく様子を自分の目で見たくて、お金も無いのに一人旅へと出たのでした。世界が大きく変わっていく様子・・・みたいよね。
警察に捕まったことと多数w

 
1991年はソ連がなくなっちゃった。ソビエト連邦崩壊です。国がなくなっちゃうんですよ。やばいよね。

当時行われたオリンピックは、元ソ連の選手は国旗がないから「五輪のマーク」で出場してた。どんな気分でしょう・・・日の丸がなくなったら(><)
 
 

 
さて、最後にイスラム教のこと。

みなさん、どんなイメージがあります?

9.11のテロ。飛行機が突っ込みましたね。。僕はその時、クアラルンプールからバンコクへと飛ぶ飛行機の中にいました。
当然その後は飛行機も飛ばず、日本へも帰れず・・
 

で、あの犯人。飛行機を乗っ取ったのは、みなさんと同じようにI-20を持ってF1ビザを取った留学生でした。
以後、学生ビザを取る手続きが非常に複雑になったんです。みなさんは大使館(領事館)面接、これからですかね?テロ以前は面接なんて、なかったんですよ。
 
イスラム教と聞くと、テロのイメージがありますし、最近では「イスラム国」という暴力的な集団をイメージしちゃいますね。
でもね、ああいう「やばい奴ら」って多く見積もっても3-5万人です。イスラム教徒って、16億人以上いますからね・・
変なフィルターを通してイスラム教を見るのは危険ですよ。ちゃんと勉強しましょう。
 
詳しくは、総合講座「世界の宗教」でお話ししますね。講師は僕です。
 
 
イスラム教徒は、「昔自分達が住んでいた土地以外の土地に、侵略行為をしたことがない」んです。つまり、平和に暮らしていた土地を、他の民族に水や石油目的で侵略されてしまった。だから「取り返す」行為をしている。
中東やアフリカの地図を見ると、国境が定規で引いたようなまっすぐな線でしょ?
 
「昔、横柄な西の連中に勝手にひかれた国境を、正しく引き直す。そのための戦争だ」と、湾岸戦争の時にサダムフセインは言っていました。
なんか大義があるように思えちゃいますね。もちろん、その手段に戦争はよくないですが。
 
すいません。詳しくは宗教の授業にて、ってことで。
 


全6回に渡るアメリカの歴史、いかがでしたでしょうか?
この一連の流れを知っていると、現地ではだいぶ楽に授業が聞けることと思います。


ただ、「地域限定の歴史」を授業にする先生もいるんです。。

たとえば、ワシントン州・アイダホ州・オレゴン州へ留学予定の方、いらっしゃいます?
ひょっとしたら「ノースウエストエリア」限定の歴史の授業になるかもしれません。

同じ学校でも「先生によって」違うテキストを使うので、なんとも言えません。

今回の講義が少しでもみなさんのお役に立てたら、うれしいなぁ~

岩崎

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